社交不安(対人恐怖)とパニック発作のカウンセリング

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あなたの自尊感情を高める裏技を教えましょう!

あなたの自尊心を高める裏技を教えましょう!

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臨床心理士の藤井です。カウンセリングをやってますと

「自尊心が低い」「自尊感情が低下している」という相談を受けます。

自尊感情

そもそも、これってなんでしょうか?

とりあえずここでは、自尊感情とは

「自分自身を肯定的に評価すること」と定義します(無藤,2004)。

 

この自尊感情が高い人は・・・

●ストレスが低い

●感情が安定

●困難に直面してもあきらめない。

●他人への緊張感が低く好意的に周りから評価される。

いいことづくめじゃないですか!

 

じゃあ、自尊感情とやらが低い人とは?

●人生に満足しない

●攻撃的になる

●非行に走る

●うつになりやすい

 

最悪じゃないですか・・・。とにかく、自尊感情とやらを早く高めるようにしないと

いけませんよ。そうじゃないと「攻撃的」「不良になる」「うつになる」・・・

こんな問題に陥ってしまいます。人生損ですよ

では、この「自尊感情」を高める方法はどうすればいいのでしょうか。

社会心理学で理論化されています。

 「自己評価維持モデル」という社会心理学のモデルがあります。

このモデルによれば、人間は・・・

(1)自分の自己評価を維持しようとしたり高めようとしたりする
(2)自分と他者との関係が自己評価に大きく影響する

 

自尊感情も自己評価の一部とすれば、人間は自尊感情を維持、高める

そもそも自尊感情は、他人との関係によって大きく影響を受ける、というわけ。

 

さらに

(2)自分と他者との関係が自己評価に大きく影響

これは以下の二つがポイントです。

●「自分と他者の心理的な近さ」
●「活動の関連性」

このポイントに影響を受けます。前者は、心理的に近いかどうかということ。

後者は自分に関連した活動家いなかということ。

自己評価維持モデルを例で説明しましょう。

 

あなたはピアニストです。もし、あなたの親友が、ショパンコンクール

入賞したら、ぶっちゃけどう思いますか?そのまま祝福できますか?

喜べますか?誰にも言わなくていいですから心の中で正直に答えてください。

 

あなたはピアニストです。もしあなたの親友が、司法試験に苦学の末合格したら

ぶっちゃけどう思いますか?祝福できますか?喜べますか?

正直に答えてください。

 

ポイントは、「親友」という他者との関係性(心理的な近さ)、その他者が自分と同じような仕事や活動をしているかどうかということ(活動の関連性)。

つまり、親友が「活動の関連性」が高い分野で良い思いをしたら・・自尊感情は低下するわけですよ。面白くないですよねー。つまらなねえ話ですよ。

自分とは関係ない分野で成功しようが、どうしようが、そんなに自己評価(自尊感情)

は傷みません。祝ってやりましょう。

 

つまり、こういう場合に自尊感情が傷つきます。↓

心理的に近い他人(例えば同僚、友人、親戚、近所)が何か良い思いをしている

②その良い思いをした領域で自分も頑張っている

 

こういう場合、あなたの自尊感情を守るために、「心理的に近い他人」から

距離を取ってください!友達止めてください。メールもラインもしないでください。

関わらないで良いです!

 

逆に「心理的に近い人」で自分と同じ活動(職場、学校、ボランティアなど)をしていてもパッとしない人、上手く行ってない人と親しくなりましょう。

そうするとあなたの中には優越感が生まれ・・自尊感情は高まるのです。

良い思いをする相手に近づき、劣等感を抱くような相手とは離れる・・・。

これであなたの自尊感情はバッチリです。

こういうことは、小難しく書いてありますが、社会心理学の専門書にこっそり書いてあります。

 

皆さん、ここまで読んでみて気が付きましたでしょうか。

そもそも、「自尊感情」とは、このように儚いものなんです。

他人との関係性によって翻弄されるもの。

こんな「自尊感情」に振り回されることやめませんか?

こんな得体のしれない「自尊感情」とやらに右往左往するよりも

まずは、心身の健康。毎日の仕事や勉強。

それを頑張るのが先決。自尊感情の低さで悩んでいるあなた。

大丈夫です。とりあえず、あなた自身があなたの味方です。

 

参考文献 「心理学」無藤隆著、2004、有斐閣