社交不安(対人恐怖)とパニック発作のカウンセリング

社交不安障害とパニック障害のSkypeカウンセリング

パニック症の認知行動療法の大まかな手順・・その1

f:id:goscafe:20171006165038j:plain

臨床心理士の藤井です。

パニック症の治療にお薬とカウンセリングがあります。

実はカウンセリングの方が治った率が高いんです。

ただ、単に話を「ふんふん」と聴く、箱庭をする・・・

そういうカウンセリングじゃ治らないわけです。

御存知かもしれませんが、認知行動療法というカウンセリングの技法を

用いると随分と治りやすくなります。

 

これはイギリスの調査ですがパニック症の場合、認知行動療法を受けると

75%の人が回復します。10人に7人強の人が治るわけです。

追跡調査でも認知行動療法薬物療法に比べて再発にしくい。

 

だけど、認知行動療法を受けるためにはどのようにすればいいでしょうか?

その手順をお伝えしたいと思います。

 

ケースバイケースですが、パニック症の認知行動療法では

1回50分のカウンセリングを16回実施します。皆さんの状態にも

よりますが、週1回あるいは隔週で進行することが多いです。

大まかな流れをお知らせしまーす。

今から述べる内容や順番は、状況に応じて変わる場合があります。

 

第1段階(1回目から2回目)

この段階は、治療目標を立てることが目的です。

パニック症が治ったら、こうしたい、ああしたい、あんなことをしたい。

そんな希望があると思います。

その希望に沿った目標を短期・中期・長期に分けて設定します。

目標が無いと頑張れませんよね(笑)。

 

あとは、パニック症がどんな病気か、わかりやすく説明します。

身体の病気(癌や脳梗塞)でも最近はわかりやすいパンフレットで説明がありますよね。

口頭でお医者さんや薬剤師さん、看護師さんからも説明があると思います。

そのような説明をこの段階で行います。

自分がどんな病気にかかっていて、どんなふうに治っていくのか見通しを立てる必要があります。

 

第2段階(3回目)

この段階の目的は、認知行動モデルを作成し、心の中に悪循環を起きていることを確認することです。

認知行動モデルってこんなやつです。

 

f:id:goscafe:20170306100312g:plain

 

ねえ・・・難しいですよね。言葉が専門的。

パニック症の方の心の中をモデル化したのが上の図です。

パニック症に苦しむ方の心の中はこんな風になっていると心理学では考えます。

パニック発作が起きるんじゃないかと不安になるような状況や考え方があると思います。特定の場所、特定の出来事、特定の感覚など・・・(発作の引き金)

そういう環境の変化をキャッチすると「やばい!また発作が起きる!」と考えるわけです(知覚された脅威)。

 

そうすると、不安が高まり、身体感覚が変化します。

例えば胸の高鳴り、動悸、息切れなど。

そうすると「死んじゃうに違いない」「周りからドン引きされる。」などの

最悪なネガティブ思考が生まれます(破局的な解釈)。

 

自分の心の中の悪循環に気づいてもらい、どこで、どう悪化しているのかを気づいてもらいます。

 

少し長くなってきました。続きは、また次回。

広告を非表示にする