社交不安(対人恐怖)とパニック発作のカウンセリング

社交不安障害とパニック障害のSkypeカウンセリング

社交不安障害は薬以外で治りますか?その方法を教えましょう!箱庭、描画そんな方法じゃないよ。

社交不安障害は薬以外で治りますか?その方法を教えましょう!

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臨床心理士の藤井です。

社交不安障害についてこのような質問をネットでよく見かけます。

 

・薬は飲みたくないです!

・精神科の薬は嫌なので、できたら漢方にしてください!

 

 

では、本当に「薬以外」で治る方法はあるのでしょうか・・・。

そのことについてお話ししたいと思います。

 薬以外の方法・・・それは認知行動療法です。

結論から言ってしまうと方法はあります。

その方法は認知行動療法です。

カウンセリングの一種と考えてもらって大丈夫です。

じゃあ、どんなことをするのか・・・。

 

絵を描く。箱庭をする。子どもの頃の話をする・・・

そんなことは一切しません。そういう方法では少なくとも

社交不安障害の症状は全く治りません。

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認知行動療法は、社交不安障害、うつ病パニック障害等で

薬と同等の治療効果を挙げているカウンセリングです。

 

カウンセリングをすれば治るのではないのです。

カウンセリングの中で際立って認知行動療法が効果的なのです。

では、どんなことをするのでしょうか。

箱庭、描画、そういうのじゃありません。

子どもの頃の話もあんまりしません。

それよりも効果的方法があるのです。

 

具体的にはこんな方法です。

 

①不安のメカニズムを知る(心理教育)

そもその「社交不安」ですから不安に関する病なのです。

不安に関して知る必要があります。

皆さん、身体の病気になったら、その病気はそもそもどういうものなのかを

医師や看護師、場合によっては管理栄養士から「身体の病気の概要」を

教えてもらうことがあると思います。

私も家族が身体の病気になったときに、

病気のわかりやすいパンフレットをもらいました。

分かりやすい内容でしたので安心した覚えがあります。


敵(不安)を倒すにはまず敵を知ること。


 
②. 社交不安の悪循環を図解(ケースフォーミレーション)

複雑な問題をシンプルに考えるのって大事ですよね。

よく、複雑な人間関係や問題を相関図や図解にするとわかりやすくなるものです。

このようなモデルを使って、社交不安の悪循環を図解していきます。

難しそうですが、カウンセラーが解説しながら進めていきます。

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③不安が強い時にやってしまう癖を知り、それを減らす(安全行動)

不安な時についついやってしまう行動ってありますよね。

・声が大きくなる

・相手の目をあえて見ない

・爪かみ

・足を揺らす

などなど・・・。

 

そのような行動を「安全行動」と言います。

このような行動は確かに不安を「その瞬間は」下げてくれます。

ですが、逆にこの安全行動をやらないと気がすまなくなってしまうのです。

結局、不安そのものが改善したことにはなりません。

結局安全行動に振り回されてしまうだけなんです。

認知行動療法では安全行動を減らすワークを行ないます。


     
④.実際の映像を見て自分の姿を確認(ビデオフィードバック)

百聞は一見に如かず。自分では「変なしゃべり方」「うまくしゃべれない」

などと思っていても、実際にその姿を確認したことはありますか?

最近、私は短いスピーチを頼まれまして、緊張しました。

上手く話せなかったなあ…と反省しきりだったんです。

ただ、後でスピーチを聞いた友人から感想を聞くと

「普通」

とのこと。脳内で抱いていた自分のイメージと

他人が見たイメージとでは随分と落差があるようです。

社交不安の方もこのような落差が多くあります。

その落差を埋めるには実際の映像で確かめるしかありません。

認知行動療法では、簡単なスピーチをしていただきます。その様子をスマホで撮影します。それを一緒に見て変なところが無いかを改めて検討してみましょう。

殆どの場合、変なところは無いのですけど。


 
⑤. 注意トレーニング    

緊張している時、不安な時は「周りが見えない」という状態になっていませんか。

そういう時は自分自身に注意が集中しているのです。それも過剰に。

自分に注意が向きすぎていると不安もなかなか減りません。

注意を外に向けたり、(今この文章が表示されている画面以外に注意を向けてみる)

再び、自分に注意を向け為したりするトレーニングを行います。


⑥. 行動実験

最後は行動実験です。

今までの知識やスキルを総動員していきます。

今までの①~⑤はカウンセリングの中で行う作業でした。

この行動実験は現実の場面で行います。

現実の場面とは実際に緊張や不安が高くなってしまう場面です。

最初は難易度の低い場面から挑戦。次第に苦手場面や不安をスルーできる
ようになっていきます。

 

このように認知行動療法は進んでいきます。

ぜひぜひ試してみませんか?

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