社交不安(対人恐怖)とパニック発作のカウンセリング

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不安障害の克服には不安のメカニズムを知ろう!

不安障害の克服には不安のメカニズムを知ろう!

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臨床心理士の藤井です。

DSM-5というアメリカ精神医学学会によって出版された精神障害

分類と基準を提示する書籍があります。

日本の精神科、心療内科でも広く使われています。

DSMでは対人恐怖症、社交不安障害、パニック障害、これらの病気は「不安障害」というカテゴリーの中にまとめられています。

ではそもそも「不安障害」の「不安」ってどんなものなんでしょう?

今日は不安について簡単に解説します。

 

「不安」は、人間であれば誰もが感じる感情

不安障害の方を苦しめる「不安」ですが、これをゼロにしたい、完璧にコントロールしたい、と思いますよね。不安が無ければ快適に過ごせるし、

緊張もしないで済むもんなあ・・・・。

ただし、不安は不安でそれなりに役割もあるわけです。

 

未来のことや健康のこと、プレゼンや試験の前に「不安」は出てきますよね。

不安があるから、貯金したり、健康のためにダイエットしたり、プレゼンや試験の

準備に取り組む野中なと思います。

「不安」があるから人間は、様々な問題に対応できるのだと思います。

しかし、不安がわけもなく起こってしまったり、生活に悪影響を与えてしまうほどになってしまうとこれは問題になります。特定の場所や状況で起こってしまう不安(社会不安や広場恐怖など)もあります。

 

不安があたえる影響とは?

不安は目に見えません。認知行動療法では、不安という感情の正体を知るために

点数をつけてもらったりしますが、目には見えないのです。

ただしこの不安があなたに悪さをする証拠はいくつかあるのです。

それをみていきましょう。

身体

不安を感じているときには、心拍数が上昇したり、お腹を壊してしまったり、呼吸が浅くなってしまったり、冷や汗をかいてしまったりすることがあります。長期的に不安を抱えている状態が続くと、そのストレスによって様々な身体症状が起こることもあります。例えば胃潰瘍過敏性腸症候群など。私は高校受験の時に過敏性腸症候群と診断

されかかりました。受験前、特に朝になるとお腹が痛かったなあ・・・。

学校に行きたくなかっただけかも・・・。

考え

不安を感じているときには、「失敗するのではないだろうか」「大きな病気なのではないだろうか」「窒息してしまったらどうしよう」などといったネガティブな考えが浮かびやすいものです。つまりネガテイブ思考を起こしやすくなるのも不安のせいなんです。試験前に不安になることはよくありますが、それだけではなく、どんどん自分を追い詰めていくのが問題。

 

気分

「不安」自体も気分のひとつです。長期にわたって不安が続くと、憂鬱さを感じたり、自責感を感じたり、落ち込んだりするようになります。

行動

不安を感じていると、自分ができることが少なく感じられたり、失敗の可能性を大きく見積もってしまったりして、行動をとることを避けたり、逃げたりするようになります。また、安心するために誰かに助けを求めたりといったこともあるでしょう。

 

全てつながっている

そして、身体・考え・気分・行動は全てつながっていて、不安が身体症状を生み、身体症状がネガティブな考えを生み出し、それがさらに不安を生む、などと、お互いが悪循環を生み出してしまいます。

 

認知行動療法では、身体・考え・気分・行動がすべてつながっていると考えてます。

下の図はパニック障害認知行動療法のモデルになります。

カウンセリングではこのような図式(いろいろと種類はあるのですが)を用いてあなたを

苦しめている不安の正体を明らかにしていきます。

 

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このモデルを詳しく解説した記事がこちら

goscafe.hatenadiary.com

 

不安対策には不安になるきっかけを知る

不安対策には、まず不安を生じさせるきっかけを知ることが大事です。

不安が起きやすい出来事しては、

・事故

・自信を喪失させるような出来事

・喪失体験

・継続的なストレス

 

このようなものがあります。しかし、きっかけになるようなものが特に思い当たらない場合もあります。こういう場合はこれまでのストレスや出来事の小さな蓄積が、不安の材料になっているのです。

まず、不安を起こさせる、不安のもとになる出来事をリストアップしませんか?

それが不安対策の第一歩ににあります。