社交不安(対人恐怖)とパニック発作のカウンセリング

社交不安障害とパニック障害のSkypeカウンセリング

パニック障害の治療で大事なこと。→身体の感覚ではなく「極端に悪く考える癖(破局的思考)」に目を向けましょう。

臨床心理士の藤井です。

最近、頭痛がひどく「睡眠が浅い。ストレスがたまっているのか」と悩んでいました。

どうも寝る時の姿勢が悪かったようです。

すっきりと眠れました。相変わらず、単純な身体・・・。

 

f:id:goscafe:20170322070453j:plain

 

身体の感覚(頭が痛い、肩が張る)を

悪く解釈していたようです(ストレスがたまっている)。

このように身体の感覚をかなり悪く・・・いや極端に悪く

解釈してしまう傾向を破局的思考と言います。

 

パニック障害の方はこの破局的思考の特徴が強いのです。

パニック発作が頻繁にある人は、

・「呼吸ができなくなって窒息してしまう」

・「心臓が止まるのではないか」といったことを考えます。

 

実際にはパニック発作で死んでしまうことはまずないのですが、

「このまま呼吸や心臓が止まって死んでしまうに違いない」

といったような極端な考え(破局的思考)が浮かんでくるのです。

これは「破局的思考」です。

「死んでしまう」と考えると、よけいに不安が大きくなり、

身体症状も悪化するといったように、悪循環が生じます。

認知行動療法では下の図を用いてこの悪循環を視覚化していきます。

※図では破局的思考は破局的解釈になっています。

 

f:id:goscafe:20170306100312g:plain

 

破局的思考の例を何個か紹介しましょう。

左がパニック発作的症状。右が破局的思考です。

・息切れ        → 「呼吸が止まるかも?死んじゃう!」

・動悸         → 「心臓発作が起きるに違いない!」

・頭のズキズキ(偏頭痛)  →     「脳出血が起きて倒れる!」

・ふらつき、めまい   →   「気が変になっていくかも!」

 

 

どうでしょうか。私は偏頭痛もちですけど、破局的思考が本当なら、200回くらい

脳出血になっています。今は冷静に書いてますけど、頭痛がひどいときは

「ストレスがたまっている。」「体のどこかが悪いのだろう」と破局的までいかなくても悪い方へ考えてしまいます。

 

この身体感覚への破局的思考がパニック障害を悪化させる要因になります。

その要因は2つ。

 

①身体のことばかり気にしすぎる

パニック障害の人は、発作を恐れるあまり、身体の感覚に注意を向けます。

いや、向けすぎるのです。そのため、大抵はスルーするような些細な身体の感覚

にも気づくようになります。

 

些細な感覚に気づくと、破局的思考が起きやすくなります。

そうなると不安はますます高まるのです。

 

 

②様々な安全行動が活発になり、行動の範囲が狭まる

安全行動とは「不安を感じる場面で安全を最優先する行動」のこと。

例えば、息切れや動悸がすることで「心臓病かもしれない」という

破局的思考が活発になっている場合。

運動したり、外出することを控えるという安全行動をとりがちです。

運動すれば「息切れや動悸が起こり易くなる」、

外出先で息切れや動悸がすれば「公衆の面前で倒れるかもしれない」

という「(破局的思考)」が起きがちです。

 

そういう事態が起きないように

・運動をしない

・外出しない

という安全行動を行うのです。

安全行動は一見合理的です。ただし、こういう安全行動を続けると

結果的に行動範囲が狭まり日常生活が単調で不健康な内容になってしまいます。

ひいてはうつ病を併発する結果にも。

パニック発作(息切れ、動悸)が無害で、破局的思考も根拠のない思い込みだった・・・

ということを学習する機会が失われてきます。

学習する機会が無いとパニック障害は維持されていくだけです。

 

このような破局的思考を少しずつ減らし、

別の考えを手に入れる方法が認知行動療法になります。詳しい手順はこちらをどうぞ。

認知再構成法という手法を使います。

goscafe.hatenadiary.com

 

パニック障害認知行動療法についてこちらでも書いてます。

お読みください。

goscafe.hatenadiary.com

 

goscafe.hatenadiary.com

 

goscafe.hatenadiary.com

広告を非表示にする