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社交不安(対人恐怖)とパニック発作のカウンセリング

社交不安障害とパニック障害のSkypeカウンセリング

対人恐怖症やパニック障害にお勧めの不安とうまく付き合う2つの方法

臨床心理士の藤井です。

前もお話ししましたが私は偏頭痛もちです。

たいてい、緊張する出来事(だいたい冠婚葬祭)や緊張させるような人に直面したり、

出会ったりした後に頭痛がやってきます。頭の脇、肩のあたりがズキズキします。

ひどいときは風の音も雨の音もつらいです。

 

以前、脳神経外科で相談したのですが

「頭痛が起きやすい状況を特定し、事前にロキソニンを飲むとか対策を

練ってください」と指導されました。

MRI代5000円払って普通のアドバイスかよ・・・

先生のアドバイスはためになる指導でした(笑)

 

結局頭痛とは上手く付き合っていくしかないそうなんです。

 このように

「症状(私の場合は頭痛)とうまくつきあっていく」という視点が

対人恐怖症(社交不安障害)やパニック障害でも重要です。

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 まず、下の図を見てください。

 

対人恐怖症(社交不安障害)やパニック障害で悩まれている方は図の上のような状態ではないでしょうか。

 

「不安があるから○○できない、恐怖があるから○○出来ない」と考えがちではないでしょうか。こういう時は「過剰な不安」や「過剰な恐怖」に日常生活が縛られている、状況となっているのです。

症状のせいで日常生活の自由が奪われている状態です。この状態をまず改善します。

そして下の図(黄色い部分があるもの)のような状態にシフトしていくのが大切。

 

シフトしていくには、「心理教育」が必要です。図の黄色い部分ですね。

心理教育と言っても大それたことではありません。

「不安」、「恐怖」といった心理の役割を改めてお伝えするだけなんです。

といっても抽象的ですよね。

どんな内容かお話ししましょう。

 

①不安や恐怖はゼロにはできない。それぞれ役割がある

不安や恐怖に囚われた状態だと、このような感情をゼロにしたいですよね。

ゼロにすれば、自由が手に入る・・・・と思う。

ただ、残念ながら「不安」や「恐怖」は人間にもともと備わっている感情です。

ゼロにはできないし、ゼロにするとかえって困ったことが起きちゃうのです。

「不安」や「恐怖」は警報機の役割を果たします。

危険なこと、やばいこと、例えば試験勉強前や危険な場所を通る時・・・

これらの感情が無いと大変なことになっちゃいますよね。

試験勉強はやらないし、危険な場所で怪我をするかもしれないし・・・。

 

②不安や恐怖をコントロールしない。

不安や恐怖があっても自由に行動できることに気づく。

 

「不安や恐怖さえなければ自由に外出できる!」、

「不安や恐怖さえなければ自由に人と会話できるのに!」

 

そう思うのも無理はありませんが先ほど述べたように、

不安や恐怖は根絶できないのです。

反対にふあにゃ恐怖のことばかり考えていると頭の中はそれらのことで

いっぱいになり、生活もがんじがらめになります。

 

不安や恐怖はあるものと考え、

「不安だから外出は止める。/怖いから他人と関わらない」と考えるのではなく、

思い切って外出、他者と関わってみるといいのです。

 

・不安はあるけど外出する

・怖いけど他者と関わってみる

 

これをやっていくと次第に行動に変化が生まれます。

「不安/恐怖」のために行動が制約されていたわけですが、

その制約も次第にゆるくなっていきます。

ゆるくなっていけば、症状でがんじがらめになっていた日常生活も

変わっていきます。生活のしやすさを取り戻すことにもなりますよ。