読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

社交不安(対人恐怖)とパニック発作のカウンセリング

社交不安障害とパニック障害のSkypeカウンセリング

対人恐怖症(社交不安障害)の認知行動療法 ステップ① 不安と認知(考え)の関係を明らかにする。

社交不安症 スピーチ恐怖 社交不安障害 対人恐怖 認知行動療法

臨床心理士の藤井です。

ここ最近は認知行動療法についてお話をしています。

認知行動療法は対人恐怖症(社交不安障害)の治療に効果が証明されている

心理療法です。

f:id:goscafe:20170318071939j:plain

 

 

 

 

 

 

認知行動療法がおススメな理由

goscafe.hatenadiary.com

 

認知行動療法を受ける前におさえておくと効果的なこと

goscafe.hatenadiary.com

 

認知行動療法独特の言葉の解説をしてきました

goscafe.hatenadiary.com

 

 

さて、実際に何からやるかと言いますと

モデルを使って「不安と認知(考え)」の関係を明らかにしていきます。

このモデルをご覧ください。

f:id:goscafe:20170318062224j:plain

 

また難しそうな図ですいません(笑)。本当に心理学は簡単なことを難しく言うんです。

このモデルは対人恐怖(社交不安障害)の病気をモデル化したものです。

英国の臨床心理学者であるデビット・A・クラークが作成しました。

厚労省のマニュアルもこのモデルをもとに作成されています。

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12200000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu/0000113841.pdf

 

 

まず、認知行動療法ではこのモデルをカウンセラーと一緒に埋めていきます。

事例をもとに埋め方を説明しましょう。

 

 

事例:24歳女性 会社員

・先日、送別会に参加した時は最悪でした。実は苦手な上司がいまして…

・隣の席になったら最悪だし、全く話なんてムリムリ!

・お世話になった先輩が異動になったので一言ずつ挨拶しようなんて言われたら困る。

・前回の送別会の時には声は震えるし、手も震えるし、本当に情けない気分でした。

・それ以来歓送迎会に参加するときは事前に話すネタを用意しておくんです。

・あとは話しやすい同期の傍に座ったり。

・周りの話なんて聞いてませんけど、とりあえずオーバーリアクションを

 とるようにしています。

・正直、周りからは「変な奴」、「落ち着かない人」と思われていると思います。

・正直、歓送迎会は最悪。疲れるし頭の中はこんなことでいっぱいだし。

 

f:id:goscafe:20170318072047j:plain

 

さて、事例をもとに先ほどのモデルを埋めていきましょう。再び、モデルを再掲示

 

f:id:goscafe:20170318072330j:plain

 

 

 認知行動療法最初のステップはこのモデルを埋めるのです。

このステップの目的は、あなたが困っている場面、場面に対するあなたの

考え方、安全行動、症状を言葉にしていくことです。

 

●社会的状況

社会的状況とはあなたが不安を覚える場面のことです。

事例では「会社の送別会に参加するとき」となりますね。

 

●「思い込みを活性化」と「社会的危険を知覚」

「会社の送別会に参加するとき」という状況に直面すると

思い込みが強くなります(活性化)。事例で言うところの

「苦手な上司の隣に居てもうまく話せない」、「挨拶なんてムリ!」

ですね。

 

「社会的危険を知覚」とは一見、無害な対人関係や対人場面を危険なものと

考えてしまうこと(考えるのを心理学では知覚と言います)。

飲み会と飲み会に関係する人間関係はもともと無害です。

ところがあなたの「思いこみ」によって危険なものに変化していきます。

 

●自己を社会的対象として処理する

うきーーー!難しい言葉(笑)。これはですね。

いわゆる「自意識過剰」というやつです。

恐れている場面(飲み会)に直面し、思い込みが活発になり、「飲み会=怖い、ダメ」と言う風になってしまいますと、自分に注意が向きすぎてしまいます。

向きすぎるとどうなるかと言うと自意識過剰になり、「極端な自己像」を作り上げてしまうのです。事例では

・「変な人間」

・「落ち着かない人間」

 

とAさんは自分を決めつけていました。本当にそうでしょうか?

このように自分の印象を極端に決めつけてしまう傾向が対人恐怖症(社交不安障害)

には強くあるようです。

 

●安全保障行動を含む回避行動

これは安全行動のことです。安全行動は

「不安を感じる場面で安全を最優先する行動」のことです。

Aさんの例では、

・事前にネタを用意する

・話しやすい同期の傍に座る

・オーバーリアクション

 

のことになります。

 

●身体的、認知的症状

ここはいわゆる対人恐怖症(社交不安障害)の症状です。

Aさんの例で言えば

・声や手の震え

・情けない気持ちが強まる

 

 

このような感じでしょうか。

 

 

このようなあなたを苦しめる対人恐怖(社交不安障害)のモデルを作るところから

治療はスタートします。

 

カウンセリングや認知行動療法の御予約、

問い合わせはこちらから

docs.google.com

 

docs.google.com