社交不安(対人恐怖)とパニック発作のカウンセリング

社交不安障害とパニック障害のSkypeカウンセリング

パニック発作が原因で起きる3つのしつこい罠

臨床心理士の藤井です。

この前、パニック発作を疑似体験してみました。

ある動作を集中して続けることでパニック発作と似たような感覚ができるのです。

やってみたのは…

 

身震い、震え、息切れ、窒息間、めまい、気が遠くなる感じ、非現実感‥‥。

たくさん試してみたらさすがに気分が悪くなり、疲れてしまい、すぐに寝てしまいました。いやはや・・・。

 

疑似体験は簡単にできます。

疑似体験できる方法と方法によって生じる症状です。

【方法】           【体験できるパニック発作の疑似症状】

1~2分間、呼吸を早くする → 息切れ、窒息感

30秒間息を止める     → 息切れ、窒息感

1分間体中に力を入れる   →     心臓のどきどき

 

ななどなど。このような疑似体験はパニック障害の治療法である認知行動療法で使います。パニック発作は13個あります。

 

パニック発作はの種類は13個。こんなものがあります。

1 動悸・心拍数の増加
2 発汗
3 からだの震え
4 息切れ感または息苦しさ
5 窒息しそうな感覚
6 胸痛または胸部不快感
7 吐き気または腹部の不快感
8 めまい、ふらつく感じ、気が遠くなる感じ
9 現実感がない、離人症状(自分が自分でない感じ)
10   気が変になるのではないかと感じる
11   死ぬことに対する恐怖
12  皮膚感覚のマヒ、うずく感じ
13  皮膚が冷たい、または熱いという感じ
[注意] パニック発作と定義するのは、検査でからだに異常がないと確認されたうえでのことです。

 

例えばこのような例が多いです。
 パニック発作で治療中のA氏(40代管理職)
・満員電車の中。普通に通勤中でした。

・急に冷汗がふきだしてきて、急に呼吸が苦しくなりその場で失神してしまいました! 

・内科を受診しても異常なしと言われたのですが・・・

・その後も似たようなことが何度も起きるようになりました・・・

・勇気を出してメンタルクリニックに行きパニック発作

 パニック障害と診断されました。

 

このようなパニック発作。こんなことが起きるだけでもしんどいですが

発作以外にも様々な「負の特徴」が生じていきます。

それは生活全体をむしばむもの。

パニック発作(障害)の特徴を知る」ことは病気を治す一歩なんです。

 

 

ではどんな特徴が起きるのでしょうか?

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特徴その①:発作が起きるのが怖く外出の制限が増えていく

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パニック発作は突然やってきます。予期せずやってくるのです。

ところが、パニック発作を経験した人は

「○○の場面でパニック発作は起きる」と考えがちになります。

パニック発作を経験した人はどのような状況で発作が起こりやすいかを

予測し、そのような状況を避けるようになります。

状況の例として・・・電車、飛行機、大勢の集会。

予測するだけならいいのですが、「パニック発作が起きやすい状況(場所)」に

近づかないようになるのです。

 

発作が起きるリスクを高く見積もるため、起きるかどうかわからないリスクに

怯え次第に外出する回数も減っていきます。最悪ひきこもりに。

これがパニック発作の「負の特徴」の第一です。

 

特徴その②パニック発作を経験した後は、身体の変化や違和感に敏感になる

 

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 特徴①で述べたように特定の状況(場面)を避け、日常生活が単調になっていきます。

変化は心の中にも生じるのです。

パニック発作は強烈な身体感覚を伴います。代表的なのは息苦しさ、動悸です。

パニック発作を経験すると、「またあのような体の症状が出てしまうのではないか?」

と恐れるようになります。そして身体の変化に常に意識を向け、発作が起きる予兆を

察知しようとします。

 

・あるパニック発作で悩んでいる女性は、

パニック発作で動悸に似た感覚に襲われました。

・その後、1日中胸の痛みや苦しさ、圧迫感のことばかり考えるようになりました。

・心臓や胸部のことで頭がいっぱいになったのです。

・動悸が起きそうにならないか確認するためにひっきりなしに脈拍数を

 図るようになりました。

 

まあ、脈拍を図るのは大事ですが、常に「動悸が起きるのでは?」とおびえ、

ひっきりなしに脈を図る生活って・・・幸福でしょうか…。

 

特徴③常に最悪の結果を考えがち

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パニック発作が何度も起きて苦しんでいる人は

最悪のことを考えがちです。例えば…

 

パニック発作で死んでしまうのではないか?

パニック発作のせいで「おかしくなる」のではないか?

●もっと激しくてひどいパニック発作が起きるのではないか?

 

こういう最悪のことを考えるのを「破局的思考」と言います。

この破局的思考(最悪の事態を考える)は自動的に疑問形で頭に浮かんでくるのです。

 

本当は心配するほどではない体の感覚を感じるとすぐに

パニック発作で死んでしまうのではないか?
パニック発作のせいで「おかしくなる」のではないか?
●もっと激しくてひどいパニック発作が起きるのではないか?

 

と考えしまいます。日々、最悪のことを考えて体の変化にビクビクしているなんて

しんどいですよね…。

 

特徴は3つ。

①発作が起きるのが怖く外出の制限が増えていく

パニック発作を経験した後は、身体の変化や違和感に敏感になる

③常に最悪の結果を考えがち

 

 

この3つをカウンセリングの中で見つけていき、変化させていくのが認知行動療法になります。3つの特徴のせいで人生の質が低下したり、重要な人生の目標を達成できない、そもそも好きなところに行けなかったりすることはありませんか?

 

それではもったいない!認知行動療法を使ってパニック障害への効果的な対策を習得していきましょう。

 

パニックに振り回される生活を打ち破りましょう!