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社交不安(対人恐怖)とパニック発作のカウンセリング

社交不安障害とパニック障害のSkypeカウンセリング

対人恐怖症がひどくなる原因を6段階に分けて解説

臨床心理士の藤井です。

社交不安障害には11個の代表的な症状があります。

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ただ、それぞれの症状の根底には「対人恐怖(対人不安)」があるといわれています。

対人恐怖症とは

「他人の反応に敏感すぎて相手の心を深読みしたり、自分以外の人はみんな仲が良   

いと思いこんだり、他人と接触すること自体に苦痛を感じる症状。
ごく親しい人を除いて相手が誰であろうと緊張で身体が固くなってしまう。」

 

自分を対人恐怖症と考えているA子さん(20代会社員) ※架空の例です。

・私は対人恐怖症でプレゼンの時極度に緊張し全身が震えたりします。

・人と食事をするとき手が震えてしまったり初対面の人と会うとき極度に緊張します。
・それでも今ま で普通に生活を送ってきましたが、対人恐怖症のせいで人間関係を悪く

 してしまったり、好きな人が出来てもこの症状のせいで変に思われるかもとなかなか 

 行動を起こせずにいます

・こんな自分を変えたいと思い、心療内科に行こうと思うのですが・・・・。

 

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 なぜ「人が怖くなるのか(対人恐怖)」・・・そのメカニズムを解説しましょう。

メカニズムは6段階に分かれます。

 ①対人場面での失敗など、過去のネガティブな出来事を経験する

 ②現在、他者と会うとまた過去のネガティブな出来事が同じように起きると

 悪く考えてしまう。そのせいで不安や緊張が起きる。

 ③不安や緊張が強くなると独特の考えのパターンが起きて、

 緊張や不安を隠そうと考える

【考えのパターン】

・緊張がバレると馬鹿にされる、

・変な人だと思われる。

・挙動不審に思われる

④余計緊張する。不安も大きくなる。(不安や緊張という感情の高まり)

⑤人と接するのを避けようとする(他者との接触の回避)

⑥回避するばかりで緊張や不安はさらに大きくなる(不安、緊張のさらなる増加)

 対人恐怖症の人は対人場面になると、

「悪いことが起きるに違いない」と自動的に考えてしまいます。

さらに「緊張がバレると馬鹿にされる」、「変な人だと思われる」、

「挙動不審に思われる」必要以上に自分を虐めるようなことを考えてしまいます。

.このような考えのパターンのせいで、益々、他者と接することに不安を覚えるようになります。悪循環です。

 

対人恐怖症の人は、はっきりとしたきっかけ(過去のネガティブな経験)がある人が多いのです。このような経験が再び起きるのはず。。。と思い込みがちになります。

 対人恐怖症を軽減していくには「人と接する」経験を積んでいくことが大事です。

 対人接触の場面を回避しつづけるとその時はいいですが不安や緊張は大きくなるだけです。(↑の図で言うと⑤~⑥)

 

この「人と接する経験を積む」というのが治療のキモになりますが、

認知行動療法では、様々なワークを通じて「人と接する経験を積む」練習をしたり

「独特の考えのパターン」を見直したりしていきます。

 

認知行動療法は言葉の力で心の問題を解決する治療法です。

多くの研究結果で、対人恐怖症をはじめとする社交不安障害、うつ病パニック障害強迫性障害の治療に効果があるといわれています。つまり治るんです!

 

こちらの記事で、社交不安障害の認知行動療法について簡単に説明しました。

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