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社交不安(対人恐怖)とパニック発作のカウンセリング

社交不安障害とパニック障害のSkypeカウンセリング

「ひきこもり」にはサポステとともに社交不安障害の対処も必要かもしれません。その理由は・・・。

臨床心理士の藤井です。

最近、youtubeを見ていたらこんな動画を見つけました。

www.youtube.com

 最近厚生労働省が作成した「サポートステーション」の広報映画です。

サポートステーションの詳しい説明はこちらのホームページに乗っています。

saposute.mhlw.go.jp

 

Q サポステはどのような人を対象にしているのか?

A 「ひきこもり」や「ニート」を対象にしています

正式名称は地域若者サポートステーション(ちいきわかもの サポートステーション)「引きこもり」や「ニート」と呼ばれる若年無業者の職業的自立を促すために設置された相談窓口の名称である。通称「サポステ」。

 

Q 誰が運営しているの?

A 国ではなく、厚生労働省が委託している若者支援の実績やノウハウがあるNPO法人、株式会社などが実施しています。

 

ニート、社会的引きこもり、大人のひきこもり・・・こういう「ひきこもる」人々が

度々ニュースで取り上げられています。こういう方々が就労を目指すには、専門の

就労支援が必要。サポステはその役割を担っていますね。

ただ・・・この「ひきこもり」の方々の中には社交不安障害で

お困りの方々も多いのです。

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社交不安障害から引きこもりになった30代女性Bこさん ※架空の例です。

 

・出版社に勤務していた30代女性のB子さん

・小学生の頃はミュージカルの主役を張るなど、いつも明るくて目立っていた。

・しかし、主役を張ってからは、同級生などから「生意気だ」などといじめられ、

 ボコボコに殴られたという。
・翌年の舞台では一転、裏方に回ったが、人前に出ると、とても緊張するようになり、 

 まったく別人のように変わってしまった。

・彼女は、それでも友人たちに支えられ、大学を卒業。出版に就職。

・人間関係につまずき、恐怖心で出社できなくなる。

・以来、5~6年にわたり、家に引き込もった。心配した父親メンタルクリニック

 受診したところ社交不安障害と診断された。

・クリニック併設の精神科デイケアに数か月通い、その後はサポートステーションで

 で職業訓練を受け、今は小さな会社で事務として働いている。
 

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「ひきこもり」ってどんな状態でしょうか。厚労省の定義だと

「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外 での交遊など)を回避し,原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状 態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」と定義(概ね従来通り)。 なお、「ひきこもりは原則として統合失調症の陽性あるいは陰性症状に基づくひきこもり状態 とは一線を画した非精神病性の現象とするが,実際には確定診断がなされる前の統合失調 症が含まれている可能性は低くないことに留意すべき」としている。

 

なんだか、難しい用語ですね。ポイントをまとめると

・就労、就学、対人交流を回避するのが六か月以上続く。

・行動範囲は家庭にとどまり続ける。

統合失調症の陽性あるいは陰性症状に基づくひきこもり状態は

「ひきこもり」ではない。

・ただし、まだ診断を受けていないだけで統合失調症が発症している可能性も

常に留意して接するべき

 

こんなところでしょうか。

ひきこもりの方でB子さんのように社交不安障害を発症している方もおられます。

こういう方の場合は、社交不安障害の治療が必要です。薬物と認知行動療法

(カウンセリング)が大事。

 

社交不安障害は、

・会社や学校、地域社会などの社会的な場に参加すること、

 人前で話すこと、目上の人と話すこと、人前で字を書くなどの行為が苦手

・このような行為に過剰な不安をいだき、それらの行為を避け続けたり、

 できなくなったりする病気です。

 

引きこもりの状態と似ているのです。社交不安障害は根底に対人恐怖症があります。

対人恐怖な傾向があるのでしたら社交不安障害の治療も考えたほうが良いかも。