社交不安(対人恐怖)とパニック発作のカウンセリング

社交不安障害とパニック障害のSkypeカウンセリング

対人恐怖症(社交不安障害)だけど、転職活動中。 就職面接でのあがり症対策  

臨床心理士の藤井です。
臨床心理士の就職活動は、だいたい年末の12月から
年明けの1月、2月あたりがピークです。

 

転職したいが、対人恐怖症なんだけど…


このブログを読んでいる社交不安障害の方の中にも

そろそろ転職しようかなと
考えておられる方もいるでしょう。

でも転職したいけど面接が緊張・・ていう方もいるでしょう。

あるいはもう退職しちゃっている。

面接が緊張するので、なかなか転職活動は
進まない…て方もいるでしょう。

 

そんな方のために「面接であがらないためのポイント」をお伝えします。

 

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そもそも、なぜ対人恐怖になるの?あがりやすいの?

 

▼まず「あがる原因」は?


結論から言うと原因考えても意味ないっす(笑)。
様々な要因(性格、環境など)が絡み合っているのでわかんないのです。

・母子関係が・・・・
・過去のいじめが・・・

原因探しをしていると「原因探し」に夢中になってしまい、

解決法からズレてしまいます。
 

原因はわからなくても解決しちゃえばいいのです。
社交不安障害の症状は様々な要因からできたもの。○○が原因というのは
一概に言えません。また、原因がわかっても解決しなければ意味がありません。

解決法をお伝えしていきます。

  
▼「否定的に思われるのが嫌だ。」とついつい思いがち

いわゆる「あがりやすい人」がよく仰るのは「他人から否定的にみられる不安」です。言い換えると

「相手に変な奴と思われているのではない」という考えで頭の中がいっぱいになってしまうのです。面接前に

・履歴書の○○の部分を否定的に解釈されるのではないか
・緊張が強くて挙動不審な態度をチェックされて落とされるのではないか
・あがってしまい気絶しちゃうのではない
・顔が真っ赤になってしまうのではないか


などなど。こういうことが頭の中を駆け巡っているわけです。

履歴書の一部だけを見てあなたを否定的に解釈するような・・・人間がいる会社は
そもそも入らないほうが正解です。こちらから断っちゃうましょうよ!
面接で緊張が強くなるのは当たり前。変にへらへらしていたらそのほうが
落とされやすい。
そういう風に思ってみると少し客観的に見えるのではないでしょうか。


▼緊張をゼロにしようと行動するとさらに悪化しちゃう

「緊張しないようになりたい」・・・

そんな人はネットや本で「緊張しない方法」を探します。
例えば、

・人という字を掌に書いて飲み込む
・緊張が減る・・・と言われている音楽を聴く
・緊張が減る・・・と書いてある動画をyoutubeで見る。

など。これらの方法は「緊張しないための方法」です。

ただ、そもそもこの時点で、緊張に注意が向いてしまうことなります。
緊張しないようにすることは逆説的に言えば、緊張に心を囚われているのです。


別に「緊張すること」が問題じゃないんです。緊張は、人間に備わった基本的な感情。

その緊張によって
・「誰かが自分を否定的にみている」と過剰に思うこと
・緊張に振り回されること
ことが問題。

緊張を無理に減らそうとせず、そのままにしておいて

振り回されないようにするのが大事。

ではここから具体的な対策に入っていきます。

 

対人恐怖症の方にお勧めの上がり症対策

対策1 まず注意を外に向ける練習をしよう

上がりやすい人は・・・実は自分に注意が向いています。周りに注意が向いている人は案外少ないのです。他人の視線や目が怖いので、ひたすらそれらを見ないようにしています。緊張しているときに自分に向きすぎた注意を外部へ向けなおします。これだけでも緊張は減りますよ。面接場面では、窓の外の風景とか、面接官の態度、顔、面接室に置いてあるものなどに注意を向けましょう。

実はこの方法、私が体を張って実践!詳しくはこちらをどうぞ。

goscafe.hatenadiary.com

 

対策その2 不安を隠そうとする行動をやめてみる

不安や緊張が高いときにそれらの感情を紛らわそうとする行動を・・・
安全行動といいます。

安全行動といいます。安全行動の好例はこのようなもの。

・下をずっと見ている
・赤面を隠すために酒を飲む
・話す前にリハーサルを何度もする
・事前に薬を飲む
これらの行動をやめましょう。
面接場面での安全行動と言えば・・・・

・頭の中で想定問答を何度も繰り返す。
・マニュアル通りの行動をしようと考えすぎる

などでしょうか。

実際にやめてみる実験をすると、安全行動をやらなくても平気・・てことに気が付けます。
ここが大事。

 

 対策3 あがりやすい場面を避けるのをやめてみる。

緊張する場面を避け続けると余計に緊張してきます。避けることをやめるのが大切。ですから、面接を受けて「場慣れ」していくことが大事です。面接対策をするには・・・面接をすることだ!・・冗談ではなくて本当です。

さて、全体のまとめです。
ポイントは


① 原因探しよりも解決法探しへシフトチェンジ
② 「あがりやすい人」は他人から否定的に思われるのが嫌
③ 緊張をゼロにしようと行動するとさらに悪化しちゃう

対策としては
対策1 まず注意を外に向ける練習をしよう
対策2 不安を隠そうとする行動をやめてみる
対策3 あがりやすい場面を避けるのをやめてみる。